2020年度の研修の実績。移動・移乗技術の普及活動として、全国各地で研修会を実施しております。
移動・移乗技術研究会 スマートフォン版 QRコード スライディングシート するーと 使用方法
普及を目指す新たな介護技術

2020年度の研修の実績

研修実施主体 年月日 研修タイトル 時間 研修講師
川崎市社会福祉協議会 高齢者福祉総合センター 2020/09/11 令和2年度 福祉職員向け現任研修「持ち上げない移動・移乗技術」 4 中山幸代
神奈川県立保健福祉大学実践教育センター 2020/09/09 北欧の持ち上げない移動・移乗技術 5.5 中山幸代
2020/09/23 北欧の持ち上げない移動・移乗技術 5.5
大阪市立淀商業高等学校 福祉ボランティア科 2020/09/07 福祉用具を活用した利用者の自立支援 ノーリフティングケア 3H
2回
冨田川智志
2020/09/08

コロナ禍の中での研修

コロナ禍の中、予定していた研修のキャンセルが相次ぎました。

川崎市社会福祉協議会と神奈川県立保健福祉大学の研修は、①ルンデの技術の思想と理論の講義、②「北欧の持ち上げない!安全・快適トランスファー」のDVDを視聴、③モデル人形を使用した実技のデモストレーション、④質疑応答、といった形式を取りました。

参加者は、利用者役と介護者役を体験しながら技術を学ぶことができず、もどかしさがあったと思われます

研修で実施してきた事例検討からの学び

神奈川県立保健福祉大学の研修では、研修は2日間とし、1日目は基礎理論と実技、2日目は受講者が持参した困難事例の検討(2020年はコロナ禍で実施できず)を行ってきました。事例検討は、各グループで①事例の紹介、②事例の現状の課題、③改善策とその根拠を検討し、その結果を全員の前で発表し、質疑応答を行う形式を取りました。

事例検討では、研修1日目の基礎理論と実技を活かす形で、現場の多くの知見が集約されて、ルンデが提唱する新しい技術の創造につながり、現場は宝の宝庫だと感じました。

受講者のコメントとして、①事例検討は面白い。楽しい、②他の受講者から多くの刺激を受けた。皆同じような悩みを抱えていて励まされた、③他のグループの発表を見ていて、必死に抱え上げる介護をしている姿は自分だと思った。変わらないといけないと感じた、④利用者役を通して、抱え上げられることがどんなに怖いか、痛いかを知った、などの声が寄せられました。

改めて、コロナ禍が収束し、失われた日常生活が戻る日を祈ります。

2020年度研修実績 参加者の方の実技場面