持ち上げない移動・移乗技術
スライディングシート するーと 使用方法

LAST UPDATE 2019/4/22

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移動・移乗技術研究会へようこそ

移動・移乗技術研究会のウェブイサイトは、ペヤ・ハルヴォール・ルンデが提唱する「北欧の持ち上げない移動・移乗技術」について、これまでの実践及び研究の成果を中心に報告しています。

移動・移乗技術研究会よりお知らせ

DVD刊行のお知らせ(2015年5月)

「北欧の持ち上げない!安全・快適トランスファー」日総研からDVD刊行(2015年5月) 「北欧の持ち上げない!安全・快適トランスファー」のDVDを5月に日総研から刊行します。
ペヤ・ハルヴォール・ルンデの思想と理論を踏まえ、これまで研究会が介護・看護現場の方々と検証してきた技術を、DVDにまとめたものです。
利用者と介助者の双方が、「安全で快適なトランスファー」を実践するために、必須な理論と技術を紹介しています。

日総研:予価 6,482円+税
商品番号:601747 (ISBN 978-4-7760-1747-9)画像クリックで拡大表示→

わかりやすい実技本のお知らせ(2012年1月)

「今日から実践!“持ち上げない”移動・移乗技術」を中央法規から出版しました。ノルウェーの理学療法士であるペヤ・ハルヴォール・ルンデにより考案され、北欧で広く普及している移動・移乗技術について、基本となる考え方と技術を紹介しています。
「ベッド上での移動」「ベッドと車いす間の移乗」等について、豊富な写真を交えてわかりやすく解説した実技本です。

目次は以下のようになっています。
第1章 ペヤ・ハルヴォール・ルンデの技術の思想と理論
第2章 ベッド上での移動

I ベッド上で上方へ移動する II ベッド上で横へ移動する
第3章 仰臥位から側臥位(寝返り)
第4章 起き上がりと立ち上がり

I 仰臥位から端座位になる II 立ち上がりとその介助
第5章 座る

I よい座位姿勢 II 車いすに座る III 座りなおし
第6章 移乗

I ベッドと車いす間の移乗 II ベッドとストレッチャー間の移動 III リフトの利用

文献

1.移動・移乗技術研究会編集『今日から実践!“持ち上げない”移動・移乗技術』中央法規出版、2012

2.ペヤ・ハルヴォール・ルンデ著 中山幸代/幅田智也監訳 和子・マイヤー訳『移動・移乗技術の知識と技術 援助者の腰痛予防 と患者の活動性の向上を目指して』中央法規出版、2005

3.ペヤ・ハルヴォール・ルンデ監修「看護・介護職のための“持ち上げない”移動・移乗技術」DVD版、VHS版、中央法規出版 2006

4.中山幸代・幅田智也「介護労働者の腰痛と移乗・移動技術の課題およびデンマークから学ぶもの」『介護福祉学』10(1).60-67.2003

5.中山幸代「移動・移乗技術に伴う腰痛発症の危険性の検証及び変革への課題」『第一福祉大学紀要3号』 67-79、2006

2006年2月に行われたルンデ氏の講演会の様子(写真クリックで拡大表示)

多くの方が参加してくださいました。
来日講演を行ったペア・ハルヴォール・ルンデ氏。
講演会場の様子です。
移動・移乗技術に用いられる「すべり布」です。すべり布を使うことで要介護者・介護者共に身体的負担が軽減されます。

第12次労働災害防止計画(平成25年度〜29年度)について

〜社会福祉施設などの「腰痛予防対策」を重点目標とする〜

労働災害は長期的には減少していますが、第三次産業では増加(特に社会福祉施設は過去10年で2倍以上)しています。このため厚生労働省は、社会福祉施設の腰痛を含む死傷者数を10%以上減少(平成29年/平成24年比)させる重点目標を打ち出しました。

対策として次の3つがあげられています。

1.介護施設、小売業、陸上貨物運送事業を重点に腰痛予防教育を強化

2.介護機器の導入、腰痛健康診断の普及・徹底、腰痛を起こさない移動・移乗介助法の指導などにより腰痛予防手法を普及

3.重量物取扱い業務の腰痛予防に資する規制の導入を検討

「持ち上げない移動・移乗技術」は、こうした対策に極めて有効な手法となります。

スライディングボードとスライディングシートを使用して車いすに移乗します。

スライディングボードとスライディングシートを使用して車いすに移乗します。

手作りの移乗紐を使用して、持上げずに車いすに深く座ることができます。

手作りの移乗紐を使用して、持上げずに車いすに深く座ることができます。

第13次労働災害防止計画(2018〜2022)について

2018年度から2022年度までの5年間を計画期間とする第13次労働災害防止計画では、「第三次産業及び陸上貨物事業の腰痛による死傷災害を2017年と比較して、2022年までに死傷千人率で5%以上減少させる」としています。対策としては、「社会福祉施設については、腰痛予防のため、安全衛生教育の徹底だけでなく、介護機器等の導入促進も併せて行う」ことを打ち出しています。

「職場定着支援助成金」について

厚生労働省は、雇用管理改善を推進し、人材の定着・確保と、魅力ある職場の創出を目的とした「職場定着支援助成金」の制度を設けています。

介護事業主の場合には、介護福祉機器の導入や、賃金制度の整備なども助成対象となります。

職場定着支援助成金(個別企業助成コース)」について (厚生労働省ウェブサイト PDF:1.84MB)

移動・移乗技術研究会の趣旨と目的

2006年10月 セミナーにおけるルンデ氏 介護・看護労働は、他職種に比較すると腰痛発生率が高く、介護従事者の7〜8割に腰痛歴があるといわれています。
この対策として日本では、福祉用具を活用すること、適切な作業姿勢を保つこと、複数の介護者で行うことなどを推奨してきました。しかし、人間が人間を持ち上げることを禁止するといった明確な思想や、その思想を生かす具体的な技術を示してはおりませんでした。しかし、労働災害としての腰痛が介護・看護作業の場で多発していることから、国は2013年5月に、19年ぶりに「職場における腰痛予防対策指針」を改定し、腰痛予防の取り組みを公表しました。

北欧諸国ではすでにこの問題に対して、国をあげて取り組みがなされており、Per HalvorLunde(ペヤ・ハルヴォール・ルンデ、以下P.H.L.と略す)システムと呼ばれる、介護者の腰痛を予防し、利用者の自立を促す『持ち上げない移動・移乗技術』が普及しています。

移動・移乗技術研究会では、2003年からP.H.L.の技術の有効性を検証し、技術の普及を目的にした活動を行っています。

全面介助の利用者のベッド上での上方移動

全面介助の利用者のベッド上での上方移動。

腕の力を活用して、できるだけ自分でも動くように促します

腕の力を活用して、できるだけ自分でも動くように促します。

移動・移乗技術研究会メンバー

移動・移乗技術研究会は、以下のメンバーで構成されています。(50音順)

浅井 美千代 千葉県立保健医療大学
小櫃 芳江 聖徳大学短期大学部
川元 克秀 埼玉大学
関根 良子 ふっとけあサロン歩行(ふゆき)代表
冨田川 智志 京都女子大学  
中山 幸代 元 田園調布学園大学 研究会代表
西方 規恵 白梅学園大学
堀田 美鈴 福祉法人かがやき会(非常勤)
増田いづみ 田園調布学園大学